【MMAの歴史】異種格闘技戦から世界的スポーツへ。
MMA(Mixed Martial Arts:総合格闘技)は、今や世界的なスポーツとして確立されています。しかし、その歴史を振り返ると、異種格闘技戦や地下格闘技的な要素から進化してきた背景があります。本記事では、MMAの歴史をたどりながら、日本の名選手たちの活躍にも触れていきます。
- MMAのルーツ:異種格闘技戦と日本の影響
MMAの起源は、古代ギリシャの「パンクラチオン」に遡ることができます。これは、オリンピック競技として行われた組技と打撃を組み合わせた格闘技で、現代のMMAに近いルールを持っていました。
近代に入ると、異なる格闘技スタイルの戦士たちがどちらが強いのかを証明するために戦う「異種格闘技戦(Vale Tudo)」が盛んになります。特にブラジルでは、グレイシー一族が柔術の優位性を証明するために戦い続け、「ブラジリアン柔術(BJJ)」の発展へとつながります。
実は、日本も異種格闘技戦の歴史に深く関わっています。1976年、アントニオ猪木がモハメド・アリと戦った「アリ対猪木戦」は、MMAの原型といわれています。
- UFCの誕生とMMAの夜明け(1993年)
MMAが現在のスポーツとして確立するきっかけとなったのが、1993年にアメリカで開催された「UFC(Ultimate Fighting Championship)」です。初期のUFCはほぼルールがなく、「最強の格闘技は何か?」を決める場でした。この大会で、ホイス・グレイシーが小柄ながらもブラジリアン柔術の技術で圧倒的な強さを見せ、世界にBJJの重要性を知らしめました。
UFCには、1994年に日本人として初めて中井祐樹が参戦。1996年のUFC Japan大会では、初代UFC日本王者として小路晃が戴冠しました。
- PRIDE時代:日本MMAの黄金期(1997~2007年)
日本でMMAが爆発的な人気を得たのは、「PRIDE」の存在が大きいでしょう。PRIDEは1997年に始まり、総合格闘技とプロレスのエンタメ要素を融合させ、世界最高峰の大会となりました。
PRIDEで活躍した日本人選手
• 桜庭和志(グレイシーハンター)
2000年、ホイス・グレイシーを破り、「グレイシーハンター」と呼ばれるようになる。日本のMMA人気を牽引。
• 高田延彦
初期PRIDEを支えたレジェンド。ヒクソン・グレイシーとの対戦は伝説。
• 田村潔司
UWF系のファイターで、桜庭和志との因縁対決が話題に。
• 吉田秀彦
柔道金メダリストからMMAに転向し、ヴァンダレイ・シウバなどと激闘。
• 小川直也
「ハッスルポーズ」で話題となり、ボブ・サップ戦などが注目された。
PRIDEは、エメリヤーエンコ・ヒョードルやミルコ・クロコップ、ヴァンダレイ・シウバといった海外のスター選手も多く輩出し、日本のMMA人気を世界レベルに押し上げました。しかし、2007年にPRIDEは消滅し、日本のMMAは一時的に低迷します。
- UFCで活躍した日本人選手(2000年代~)
PRIDE消滅後、多くの日本人選手がUFCに挑戦しました。
• 五味隆典(PRIDEライト級王者)
UFC参戦後も活躍。爆発力のある打撃でKOを量産。
• 岡見勇信
日本人として初めてUFCミドル級タイトルマッチに挑戦(vs アンデウソン・シウバ)。
• 堀口恭司
UFCフライ級で活躍し、その後RIZINのエースとしても君臨。
• 佐藤天
ウェルター級で奮闘し、グラップリング力を見せる。
- RIZINの誕生と日本MMAの復活(2015年~)
2015年、日本MMA復活の象徴として「RIZIN」が誕生。かつてのPRIDEを思わせる豪華な演出と、日本人ファイターの活躍で人気を博しています。
RIZINで活躍する日本人選手
• 堀口恭司
UFCからRIZINに戻り、日本MMAのトップに君臨。
• 朝倉未来・朝倉海
YouTubeでも人気を博し、MMAの知名度向上に貢献。
• 武田光司
レスリングベースのファイターとして活躍。
• 平本蓮
キックボクシング出身で、MMAファイターとして進化中。
- 現在のMMAと今後の展望
現在、MMAは世界的なスポーツとして確立され、UFCはアメリカのトップスポーツの一角を占めるまでになりました。さらに、ONE Championship(アジア)、Bellator(アメリカ)、PFL(アメリカ)などの団体も存在し、それぞれのスタイルでMMAを発展させています。
また、SNSやYouTubeの普及により、MMAはより身近なものとなり、格闘技ジムへの入会者も増加。MMAは「観るスポーツ」から「やるスポーツ」へと進化しているのです。
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